昭和58年(1983年)「坂の町長崎に大型団地開発ラッシュ! ~【矢上団地】分譲開始~」(10/30)
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
昭和50年代後半、長崎市と周辺で大型住宅団地の開発が活発になりました。そのうちの1つが長崎市東長崎地区に造成された「矢上(やがみ)団地」でした。
矢上団地の広さは104万㎡、分譲住宅地は約1400区画で、昭和58年(1983)から宅地の分譲が始まりました。この年の10月に開かれた現地見学会にも、庭付き一戸建てを求める家族連れが多く訪れました。
矢上団地は当時、長崎県内で滑石団地、西諌早ニュータウンにつぐマンモス団地で、長崎県住宅供給公社が造成を手掛けました。
この頃、長崎市郊外では矢上団地のほかに「南長崎ダイヤランド」など複数の大型団地開発が進められていました。このため宅地は供給過剰気味になり、販売競争も激しくなっていました。
ちなみに矢上団地の分譲宅地は当時1区画平均およそ220㎡で、価格は坪当たり(3.3㎡)15万円から22万円でした。