新上五島町・日島の石塔群「海外との交流を物語る中世の古墓」

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新上五島町・若松島の北西に位置する日島(ひのしま)に中世の石塔(古墓)が林立する場所があります。70基以上の石塔が累々と並ぶ風景は圧巻で、石造文化が進んだ関西・北陸の若狭地方で1300年代から1400年代にかけて造られたものが、日本海ルートで日島へ搬入されたと推察されています。大陸との交易品を関西方面に運んだ帰りに、船のバラスト(船を安定させる重し)を兼ねて持ち帰ったともいわれており、日島がかつて海上交易の拠点であったことを物語る史跡です。長崎県指定史跡にも指定された、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成文化財です。

【おすすめポイント】
日島には、烽火(のろし)によって異国船の接近を知らせる監視所が置かれていたという説があり、「火ノ島」から「日の島」に転じたともいわれています。

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