高さ91メートル!「名物煙突」取り壊しへ ~大村火力発電所~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
大村の名物煙突が姿を消そうとしていました。昭和60年(1985)1月、大村市の九州電力大村火力発電所で1号機の煙突の取り壊し工事が始まりました。この煙突は高さ91メートルで、一番下と一番上の直径がそれぞれ8.25メートルと4.85メートルの鉄筋コンクリート製でした。この発電所には2つの発電機が設置され、1号機は昭和32年(1957)、2号機は昭和39年(1964)にそれぞれ運転を開始。1、2号機別々に煙突がついていました。昭和58年(1983)に1号機が廃止され、2号機だけの運転体制になったことから、無用となった1号機の煙突が解体されることになったのです。これら2本のノッポ煙突はこの地域のランドマークにもなっていました。その後、大村火力発電所は平成16年(2004)に廃止され、跡地にはメガソーラー発電所が建設されました。