昭和の街角「賃つき餅つき」~記憶の中の風景
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
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昭和44年(1969)12月29日
この頃はまだ餅つきの風景が街角で見られました。昭和44年(1969)12月29日、長崎市茂木町の路地で6人の男性が餅をついていました。実はこれ、手数料を取って餅をつく「賃つき餅」でした。大工さんや左官屋さんたちが得意先のためにアルバイトとして行なったのが始まりと言われ、杵と臼を持って街なかを回っていました。賃つき料金は、昭和40年ごろは1升80円程だったそうです。この賃つき餅は昭和40年代なかばまで見られましたが、その後姿を消しました。今はもう見ることができない師走の長崎の風景です。