肺炎にかかったスナメリの子ども~ただいま治療中!旧長崎水族館
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
クジラの仲間「スナメリ」が治療を受けている珍しい映像です。平成元年(1989)11月、小長井町沖の網にかかっていた「スナメリ」が長崎水族館に保護されました。体長130㎝、体重30キロ、まだ1才ぐらいの子供とみられます。顔や胴の傷は網にかかった時につきました。水槽の中を泳ぎ回り元気そうに見えましたが、潮を吹く呼吸の回数が平常よりも多かったことから、肺炎にかかっていることがわかりました。このため肺炎用の注射のほか、あらかじめブドウ糖を打っておいたアジを与えて体力を回復させました。痛々しい傷口にも軟膏を塗り、傷ついた目に目薬を指すなどして飼育員総出で治療を続けたところ、保護して9日ほどで体温も正常に戻り元気を取り戻しました。
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