「桜馬場中学校」木造校舎 炎上! ~2時間目から授業再開~ 

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00:00:41 昭和43年(1968)11月15日

1時間目の授業が始まる直前に校舎が炎上しました。昭和43年(1968)11月、長崎市立桜馬場中学校で本館裏の2階建て別館木造校舎から出火し、家庭科や音楽などの授業に使用していた特別教室8室を全半焼しました。当時学校は始業前で、ほとんどの生徒が本館の教室にいましたが、先生たちの避難誘導で全員無事グラウンドに避難しました。けが人はいませんでした。燃えた木造校舎は昭和27年(1952)の建築で、危険校舎に指定されていました。昭和30年代から40年代にかけて長崎市内の学校では木造校舎の火災が相次ぎ、昭和33年に小島小学校の2階建て校舎が全焼したのをはじめ、昭和37年には銭座小学校の給食室、昭和41年には坂本小学校の給食室がそれぞれ焼けました。このため長崎市は校舎の鉄筋化を進め、このころ木造校舎は小学校で全体の22%、中学校で28%にまで減っていました。ちなみに火災が起きた桜馬場中はこの日、焼け落ちた木造校舎のそばでなんと2時間目から平常通り授業が行なわれたそうです。そのあたりはまさに〝昭和の中学校〟といったところでしょうか!?

 

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