「旧長崎魚市」解体工事【記憶の中の建物たち】
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
今の長崎県庁舎が建っている場所にかつて長崎魚市があったのをご存じでしょうか。平成元年(1989)12月、長崎市尾上町の旧長崎魚市では、魚市のシンボルだったカマボコ型屋根の魚舎の解体作業が行なわれていました。この年の9月、長崎漁港と長崎魚市は尾上町から長崎市北西部の三重地区に移転しました。これに伴い、大正3年の開設以来70年以上も長崎市民に親しまれてきた旧長崎魚市の建物は、製氷工場など一部を除いて翌平成2年(1990)1月までに全て解体されました。この長崎魚市跡地は平成2年8月に開催された長崎旅博の駐車場として利用されるなどし、その後埋め立てられました。現在の新しい県庁舎がこの場所に完成したのは旧魚市解体から28年後の平成29年(2017)でした。