諫早湾「タイラギ漁」解禁 ~冬の到来を告げる風物詩~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
‶宝の海〟諫早湾をめぐる季節の話題です。昭和62年(1987)12月、この年も諫早湾の「タイラギ漁」が解禁となり、この日は沿岸の諫早市(旧北高)小長井町など12の漁協から100隻あまりが出漁しました。タイラギの貝柱は寿司ネタなどに使われる高級食材として知られ、潜水具を使って海底で漁を行ないます。資源保護のため、漁ができる時間は朝9時から正午までの1日3時間だけと決められています。この年は天候不順で例年より小さめのタイラギが多かったようですが、それでも大漁の時は1日に1隻で100キロの貝柱を水揚げすることもありました。諫早湾に本格的な冬の訪れを告げるタイラギ漁ですが、国の諫早湾干拓工事が始まってからすっかり獲れなくなってしまいました。