寝台特急「みずほ」ラストラン ~長崎駅でさよならセレモニー~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
ブルートレインのラストランでした。長崎-東京間を走っていた寝台特急「みずほ」が廃止されることになり、平成6年(1994)12月最後の列車がJR長崎駅を出発しました。昭和50年から20年近く運行され、長崎県民に親しまれてきた「みずほ」ですが、飛行機や新幹線などスピードを求める時代の波には勝てず、このころ乗車率は4割にまで落ち込んでいました。この日は、多くの鉄道ファンや乗客に囲まれて発車前のさよならセレモニーが行なわれ、運転士や乗客の代表に花束が贈られ「みずほ」との別れを惜しみました。そして定刻通り午後4時49分、定員いっぱいの124人の乗客を乗せ、最後の「みずほ」が長崎駅をあとにしました。この年12月のダイヤ改正で「みずほ」はなくなり、長崎-東京間は寝台特急「さくら」に一本化されました。それから11年後の平成17年(2005)、「さくら」も姿を消しました。