「昭和の名力士」大関・佐田の山 ~ふるさと五島でパレード~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
五島が生んだ大関が久しぶりに郷土入りをしました。昭和39年(1964)11月、大関「佐田の山」が大相撲五島準場所に出場するため旧福江市(現五島市)に〝帰省〟しました。映像にはトラックの荷台に乗って市内をパレードする佐田の山の姿が映っていますが、故郷のヒーローをひと目見ようと、沿道には全島民が一度に集まってきたかのような数の長い人垣が連なりました。2年前の昭和37年、福江は大火に見舞われ、甚大な被害を出しました。この日、佐田の山が福江入りした際、「福江は5年ぶりでなつかしい。大火からの復興が早いのに驚いた。来場所こそ皆さんの期待にそえるよう頑張る」と話したそうです。その言葉通り、佐田の山は翌昭和40年(1965)第50代横綱に昇進しました。