総工費5000万円!県知事公舎完成〜歴代知事居住 記憶の中の建物たち 

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00:00:46 昭和38年(1963)10月3日

かつて長崎県立図書館の横に「知事公舎」があったのをご存じでしょうか。歴代の長崎県知事が暮らした公舎は明治中期から長崎市立山町1番地にありましたが、建築から80年が経ち、古くなっていたため、総工費5000万円をかけて昭和38年(1963)10月、新しい公舎に建て替えられました。この日は当時の佐藤知事らが出席して落成式が行なわれ、新知事公舎の完成を祝いました。門構えはヒノキの白木造り、建物は鉄筋コンクリート2階建ての延べ440㎡で、1階には公務で使用されるサロンや会議室を兼ねた食堂に和室の客間、2階には応接室や茶室のほか和、洋室4室に3つの風呂場などを備えたデラックス仕様になっていました。この公舎の建設予算が示された当時、県議会では「長崎県のホワイトハウス」と揶揄され、「貧乏な長崎県がこんな立派な公舎を造る時期ではない」などとヤリ玉にあげられました。この知事公舎は佐藤知事のあと、久保、高田両知事が居住。公舎としては平成10年(1998)まで使用され、その後旧県立美術博物館の新別館になりました。

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