端島「軍艦島」炭鉱新坑から初出炭 ~海に眠る黒いダイヤ~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎港外に浮かぶ石炭の島「端島」通称、軍艦島。昭和40年(1965)9月、この島の炭鉱「端島炭鉱」で待ちに待った石炭が再び掘り出されました。前年の昭和39年坑内でガス燃焼事故が起きて以来、端島炭鉱では新たな採炭場所を開発するまでの半年間に渡って出炭が途絶えていたのです。この日は、その新坑で採掘された初めての石炭が「初出炭」と書かれた幕とともに地上にあげられ、坑口に詰めかけた作業員らから一斉にバンザイの声があがりました。三ッ瀬と呼ばれたその新坑は海底から350m下の地中にあり、石炭の埋蔵量は700万トンと推定されました。久しぶりの〝黒ダイヤ〟産出に島はお祝いムードに包まれました。