夏休み「雲仙勉強合宿」~長崎の高校生の恒例行事~

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00:01:24 平成2年(1990年)8月17日

避暑地のお山雲仙でひたすら机に向かいました。夏休み恒例、高校生たちの受験勉強合宿です。平成2年(1990)8月、この年も長崎市内の進学校を中心に17校から延べ4万3000人の受験生が雲仙入りしました。この日やってきたのは長崎や五島の高校3校で、ホテルや国民宿舎6ヶ所が貸し切りとなりました。温泉地で楽しそうに過ごしている行楽客をうらめしそうに眺めながら、生徒たちは1週間ほぼ缶詰め状態で一日中〝勉学〟に励みました。この頃夏の雲仙は勉強合宿のメッカとなっていましたが、翌平成3年(1991)は普賢岳の噴火災害の影響で勉強合宿はゼロに落ち込みました。しかし、その後徐々に回復し、平成4年には再び12校が雲仙を訪れました。それにしても、宿に張られた標語を読むと、「全力を注げ」「夏場を制する者は入試を制する」、このあたりはまだ普通ですが、言葉も段々ヒートアップ!「怠け者は針のない時計と同じ、働いても何の役にも立たぬ」…イギリスの詩人が残した名言をもとにしたようですが、なかなか厳しいものがあります。

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