長崎大水害の年〜お盆の帰省ラッシュ、観光客少なめ帰省は大混雑～
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎大水害の年のお盆の帰省ラッシュです。昭和57年(1982)8月13日、国鉄長崎駅のホームに乗車率100％を超えた特急かもめが到着。お土産を抱えた乗客が列をつくって降り立ちました。下りの中長距離列車は軒並み超満員でしたが、大半は家族連れの里帰り客で、例年帰省客の交じって目立つ若い女性や学生などの観光客の姿はあまり見られませんでした。甚大な被害を出した大水害から1か月も経っていなかったことから、多くのツアー客が災害直後の長崎観光を避けた形となりました。五島行きのフェリーが出港する長崎港の大波止ターミナルでは、車で島に帰省する人たちが詰めかけ、県外ナンバーの乗用車が並びました。定期便、臨時便ともに超満員で、船内の部屋に入りきれず、室外の通路まで乗船客があふれていました。
