坂の町「長崎」大浦で大火 ～懸命のバケツリレー～
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
この日の火災は坂の町長崎で起きた典型的な大火でした。昭和48年(1973)8月、長崎市大浦地区、東山町で火事があり、民家19棟を全半焼し、24世帯70人が焼け出されました。幸いケガ人はいませんでした。現場は戦前からの古い木造家屋が建ち並ぶ高台の住宅密集地で、狭い道路が迷路のように入り組んでいました。このため消防車が現場まで近づけず、消火作業は難航を極めました。消防による本格的な消火活動が遅れた一方で、現場で活躍したのが地元の婦人防火クラブなど自衛消防隊によるバケツリレーでした。赤いバケツを持って消火水をつなぎ、それ以上の延焼をくい止めました。
