売れ行き好調! 長崎でも「テレホンカード」ブーム
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
大浦天主堂やグラバー園など観光名所を写したテレホンカードが飛ぶように売れていました。観光客にとってはこのカードが旅の記念品やお土産にもなっていたようです。昭和61年(1986)8月、この頃長崎県内で発行されたテレホンカードは1200種類。販売数は60万枚を超え、長崎でも空前の「テレホンカードブーム」が到来していたのです。NTTが独自に発行していたのは少なく、企業や団体、商店などからの注文発行が圧倒的に多いのが特徴でした。このブームを背景に観光地や行事のPR、企業の宣伝などを狙ったもので、中には子どもの誕生を記念した注文発行もありました。当時テレホンカードを使える公衆電話は県内で1300台設置されていましたが、台数はさらに増えていきました。その後、携帯電話の普及とともに公衆電話は減少。そこで使うテレホンカードの発行も注文も激減していきました。