「カラ梅雨…」諫早で神頼みの雨ごい浮立
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
昭和57年(1982)の6月は梅雨入りしても晴天続きの〝カラ梅雨〟となり、田植えのシーズンを迎えた水稲栽培に赤信号が灯りました。長崎地方のこの年6月の雨量は平年のわずか1割と極端に少なかったのです。この日諫早市宗方町では農家のお年寄りなど30人あまりが金比羅山に登って松尾神社を参拝。太鼓やカネを打ち鳴らしながら雨雲を呼ぶ「雨乞い浮立」を奉納しました。これ以上雨が降らなければ苗は全滅…。田んぼに水がはれず田植えができない…。農家にとってカラ梅雨は死活問題であり、雨はまさに神頼みの状態が続きました。