浜町の老舗デパート「岡政」閉店
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市の浜町商店街で中核施設の1つだった岡政デパートが店を閉じたのは昭和63年(1988)7月でした。営業最後のこの日も、平常通り午前10時半に開店。店内には「フィナーレ岡政全館総売りつくしセール」の張り紙があちこちにはられ、値引きの品々を目当てに多くの買い物客が訪れました。岡政は江戸時代の安政元年(1854)に創業。昭和の経済成長期には高い集客力を生かして商店街の発展をリードするとともに地場長崎の百貨店として長い間市民に親しまれてきました。岡政はこの日で135年の歴史に幕を下ろし、まもなく女性衣料主体の「長崎大丸」として新たなスタートを切りました。