冷夏の「川原海水浴場」~8月なのに閑散とした海の家~

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00:01:14 昭和62年(1987)8月11日

昭和末期のこの年、長崎県地方は「冷夏」となりました。昭和62年(1987)8月上旬に撮影された長崎市近郊の川原海水浴場。真夏の青空はなく人影もまばらで、例年なら多くの海水浴客でにぎわう海の家は、早くもシーズンが終わったかのように閑散としていました。この年8月の長崎は雨や曇りの日が多く、晴れたのは7日間だけでした。平均気温は26.9度で平年と比べて1度以上も低く、真夏日になったのも2週間ほどでした。ギラギラと照りつける太陽は姿を見せず、暑いはずの夏が一転して「冷たい夏」になり、海の家の経営者からは「寒いし、これでは客は来ない」との嘆き節も聞かれました。

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