諫早中核工業団地にフェアチャイルド社工場進出
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎県で初めての本格的先端企業の進出でした。昭和59年(1984年)5月、諫早中核工業団地に当時アメリカの大手半導体メーカー「フェアチャイルド社」の工場が立地。この日現地で落成式が行なわれました。待望の世界大手IC企業の進出とあって当時の高田知事や県経済界の代表ら200人が集まり、工場の完成を祝いました。この長崎工場はフェアチャイルド社にとってアジアに展開する拠点工場の位置づけでした。稼働当初、ICの組み立て検査工場としてコンピューターやテレビ用のIC製品を月1000万個生産する計画が示され、7月から生産が始まりました。
その後、この工場は1988年にソニーグループが買収、今では国内有数の半導体生産拠点となっています。