昭和47年(1972年)の長崎「さようなら伊王島炭鉱~リゾート開発前の伊王島~」(4月)
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎県はかつて全国有数の石炭の産地でした。端島や高島など産炭地・長崎の歴史を記録した数多くのニュースフィルムの中で、今回は伊王島炭鉱閉山の映像を紹介します。
長崎港外に浮かぶ伊王島。そこには日鉄鉱業が経営していた炭鉱がありました。しかし石炭から石油へのエネルギー革命の波に押され閉山、昭和47年(1972年)4月、会社や労働組合側の関係者が出席して閉山式が行なわれました。現場の炭鉱施設は一斉に動きを止め、島からヤマの灯が消えました。
映像には炭鉱アパートから家財道具を運び出して引っ越しをする場面など、閉山とともに島を去っていく炭鉱マン家族の姿が映し出されています。
閉山から1年後の昭和48年2月、伊王島の人口は閉山前の3分の1の2000人に激減しました。その後紆余曲折しながらも、島は今リゾートアイランドとして復活しています。
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