中島川名物のイチョウ並木移植へ 【記憶の中の風景たち】
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎大水害に伴う中島川改修工事の一環として行なわれました。昭和60年5月、長崎市の中心部を流れる中島川沿いでイチョウの木の掘り起こし作業が続けられていました。水害後の洪水防止策として中島川右岸の公園の地下にバイパスを建設するためでした。それまでこの川沿いの公園にはイチョウの木35本が植えられ、「中島川のイチョウ並木」として市民に親しまれてきました。イチョウは一本ずつ根元から掘り出されたあとクレーンでトラックに積み込まれ、別の場所に移植されました。バイパス工事が完成したあと、この場所に戻ってきたのは10本あまりでした。昭和57年のあの大水害を境に、その後中島川周辺の町並みは大きく変わっていきました。