市民憩いの場「中央公園のSL」化粧直し塗装中 【記憶の中の風景】
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市賑町の中央公園は長崎くんちやランタンフェスティバルの会場にもなっていますが、ちょっと前までは〝機関車の公園〟として市民に親しまれました。昭和61年(1986年)5月、この日公園に展示されているSL「C-57蒸気機関車」の清掃とペンキの塗り直しが元国鉄マンたちの手で行なわれていました。このSLは、長崎への原爆投下直後、SLがけん引して多数のけが人を運んだ救援列車の存在を後世に伝えようと昭和48年(1973年)に設置されました。展示されたSLは昭和14年製で長崎本線の特急や急行をけん引、昭和37年に引退しました。その後40年以上に渡って中央公園の〝主〟となり、平成29年(2017年)に解体撤去。車輪などの一部が長与町に譲渡されました。