湧水の里、島原市で早くもソーメン流し
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
湧水が豊かな島原ならではの食べ物です。昭和57年(1982年)4月下旬、島原市郊外で「そうめん流し」が始まりました。温かい日が続き、この年は例年より1週間も早い店開きでした。そうめん流しと言えば竹を使って行なうスタイルを思い浮かべますが、島原のそれは全く違います。ドーナツ状の大きなテーブル容器に湧水を流し込み、そこに島原名物の手延べそうめんを投入、流れに乗ってクルクル回っているところを箸ですくい上げるのです。冷たい湧水でそうめんが適度に冷やされるため暑い日でも一層美味しく食べることができました。初夏の訪れを告げる、どこか懐かしい島原の風物詩です。