がんばれ！島原鉄道〜38年前の密着取材映像～
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
島原鉄道(島鉄)は近年、日本一海に近い駅などがあるローカル鉄道として全国的にも知られるようになりました。今回の動画はそんな島鉄に密着した昭和61年(1986年)1月の映像です。
島鉄は昭和40年代から赤字続きでしたが、徹底した合理化と従業員らの努力で、この年およそ20年ぶりに黒字転換の見込みとなりました。
人員削減に伴い島原駅の駅長自らが構内清掃などをしているのも、安く購入した旧国鉄の中古車両を使用しているのも、乗客が少ない昼間の時間帯には1両編成で運行しているのも、すべてが経営合理化が進められたことを示していました。
レーンの跡がはっきり見える元ボウリング場を社屋として使用していたことも、無駄な経費は省くという経営方針の表れでした。
映像の最後は島鉄・白倉社長(当時)のインタビューで、島原半島のため、労使一体となって島鉄を存続させることを強調しました。
