昭和63年（1988年）「世界初！【上五島石油備蓄基地】オイルイン開始！」（10/1）
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
上五島に世界初の海上石油備蓄基地ができたのは今から35年前でした。昭和63年(1988年)10月、新上五島町青方湾の入り口に「上五島石油備蓄基地」が完成しました。昭和52年のオイルショック以降の石油備蓄政策と造船不況の打開策して計画された国家プロジェクトでした。
この日、洋上タンクとなる貯油船にタンカーから原油を注入する「オイルイン」が始まりました。これらの貯油船は三菱長崎造船所香焼工場で5隻建造され、この備蓄基地にすべて据え付けられました。
オイルインはその後4か月間に渡って行なわれ、翌年の平成元年(1989年)1月に満タンになりました。構想から11年を経て完成した上五島石油備蓄基地は、国内消費量の約10日分の原油を貯蔵し、将来の石油危機などに備えています。
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