昭和44年(1969年)「一面の田園風景・西諌早ニュータウン建設予定地」(4月)
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
大規模な住宅団地が造成される前、長崎県諫早市のこの地区一帯はのどかな田園風景が広がっていました。「西諌早ニュータウン」の開発が始まった直後の建設予定地を記録した昭和44年(1969年)4月のカラーフィルムです。
まっすぐに伸びる旧国鉄長崎本線の線路、そのそばに広がる田んぼと向こうに見える小高い丘。満開になった菜の花の横で道路の側溝工事が、丘陵地では樹木を伐採して造成工事が始まっていました。
西諌早ニュータウンはこの年から昭和52年(1977年)にかけて開発されました。県営や市営アパートなどが建ち並び、令和2年(2020年)現在、およそ8100人がこの団地に住んでいます。
かつて一面が緑のじゅうたんだった予定地。この映像が撮影されてから54年後の今、辺りは当時の面影を見つけるのが難しいほど大きく変貌を遂げ、“昭和のニュータウン”に生まれ変わりました。