「長崎大水害」から1年 中島川で万灯流し
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
299人の犠牲者を出した長崎大水害から1年。昭和58年(1983)7月23日、長崎市の中島川で慰霊の万灯流しが行なわれました。この日の夜、中島川の魚市橋のたもとで、住民団体の中島川復興委員会が用意した灯ろう360個にロウソクの灯りがともされました。水害犠牲者の名前が記された灯ろうは遺族や市民の手で一つ一つ川に静かに放たれました。水害のツメ跡が残る石橋の下を抜けながら万灯は川面を照らし、ゆっくり流れていきました。川筋に集まった遺族らは水面に揺れる万灯の灯りに思いを込め、犠牲者の冥福を祈りました。
