「全国高校ラグビー長崎県大会」泥んこの決勝戦 ~諫早農業VS大村工業~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
泥んこの戦いでした。昭和56年(1981)11月に開かれた第61回全国高校ラグビー長崎県大会、この年の決勝戦は違った意味で見応えのあるゲームとなりました。この日長崎市は1時間におよそ10ミリ、一日に22ミリの雨が降り、試合会場の市営ラグビー場は、水を入れて耕したあとの田んぼのようになりました。試合はタイガージャージの諫早農業と緑と赤のジャージ、大村工業が対戦しましたが、スクラムやモール、タックルを繰り返すうちに両チームとも全身泥まみれとなり、どの選手がどちらのチームか分からないような状態となりました。ぬかるみに足をとられたり、滑ったりする選手も続出しましたが、終始押し気味に進めた諫早農業が20対0で大村工業を下し、この年で2年ぶり9回目の優勝を果たしました。