国内初!米海軍強襲揚陸艦「ベローウッド」浮きドックで修理作業へ~佐世保港
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
佐世保を母港とするアメリカ海軍の強襲揚陸艦ベローウッドが大型の浮きドックで修理されました。平成8年(1996)12月、この日佐世保港ではベローウッドを浮きドックに入れる作業が、4時間かけて慎重に行なわれました。ベローウッドの修理をめぐってアメリカ海軍は当初、日米地位協定に基づき、SSK佐世保重工業の第3ドックを使用することを計画していました。しかしSSK側が業務に大きな損失が出るとして強く反発しました。このため日本政府は18億円を支出して別の造船業者から浮きドックを借り上げ、修理にこぎつけた経緯がありました。ベローウッドは船体ごと海上に持ち上げられた格好で浮きドックの上に載せられ、佐世保港の立神岸壁に移されました。全長250メートル、排水量4万トンという大型のアメリカ軍艦船が浮きドックで修理されたのはそれまでに国内では例はなく、修理作業が3か月間に渡って行なわれました。