「福島大橋」の橋桁架設工事 ~福島町と本土を結ぶ~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
松浦市福島町(旧北松・福島町)と佐賀県伊万里市を、瀬戸を挟んで結ぶ「福島大橋」の建設が大詰めを迎えていました。昭和42年(1967)5月、現地では大型のクレーン船で橋桁をつり上げ、橋脚台に乗せる工事が行なわれました。橋桁は長さおよそ200メートル、幅4メートル、重さ460トンで、クレーン船で橋桁をつり上げ乗せる工法が採用されたのは、国内ではこの福島大橋が初めてだったということです。
島民待望のこの橋が完成したのは5か月後の昭和42年10月でした。3億円を超える総工費と3年がかりで開通した福島大橋ですが、この橋が福島町と九州本土を結ぶ唯一の陸路だっただけに、その後の福島の振興に大きな役割を果たすことになりました。