「上五島石油地備蓄基地」へ! ~三菱重工香焼工場から巨大貯蔵船出港~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
貯蔵船の大きさは全長390メートル、幅97メートル、深さ27メートル。貯蔵できる石油の量は88万キロリットルで、25万重量トン大型タンカー3隻分に匹敵します。昭和63年(1988)5月三菱重工長崎造船所香焼工場で、この貯蔵船のえい航作業が行なわれ、タグボート12隻に引かれて新上五島町(旧上五島)青方湾に向け出港しました。この船は、上五島洋上石油備蓄基地に設置する貯蔵船5隻のうちの5番目の最終船で、備蓄基地がある青方湾までの200キロを2日間かけて運ばれました。昭和61年(1986)の貯蔵船の一番船以来、2年がかりで貯蔵船5隻の設置を終え、備蓄基地建設の第1期工事が終了しました。