「生月大橋」巨大な本体ブロック 〜三菱香焼ドックで引き出し作業~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
三菱長崎造船所香焼工場の100万トンドックに浮かぶのは「船」ならぬ「橋」でした。平成2年(1990)4月に完成したこの橋は、旧北松・生月島と平戸島に架けられる全長960メートルの「生月大橋」の最も大きいブロック2基です。台船に乗せられたブロックは、1基の長さが212メートル、幅が13メートル、高さが45メートルもあり、ドック出し作業は慎重に行なわれました。これら橋の本体ブロックはSSK佐世保重工や大島造船所などでも建造され、この日三菱のドックから引き出された2基と合わせて、その後現地でドッキングさせ1本の橋につながりました。生月大橋は橋脚の間が400メートルもあり、この種の橋としては当時世界最大級の大きさで、この年の秋に完成しました。