船の上に船を積んで 〜インドに向け運搬船出港！～
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
輸出用の船を、さらに船に積んでインドに輸出するというユニークな作業が昭和40年（1965）2月、長崎港で行なわれました。輸出された船は、長崎造船と前畑造船鉄工がインドの荷役会社から受注した鉄鉱石運搬船「シャンティナス9、10」いずれも490トンの2隻です。これらの運搬船はクレーンでつり上げられ、東京の日之出汽船の貨物船「那智丸」8819トンに積み込まれました。那智丸の幅が18メートルに比べて運搬船の長さが45メートルもあることから、船首と船尾は10メートル近くも両舷から突き出す格好となりました。那智丸は甲板の上で大の字になった運搬船を乗せて長崎を出港し、2週間ほどでかけてインドのゴア港に到着しました。
