「長崎大学紛争」〜大学本部占拠・ハンスト~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
ヘルメットに角材を持った学生20人が夜中に長崎大学本部に押しかけ、本部事務局を占拠しました。昭和44年(1969)2月、このころ長崎大学では学生会館の管理運営権をめぐって学内紛争が続いていました。一部の学生たちは学生会館を占拠したのに続いて大学本部も封鎖し、大学側に対して大衆団交を認めることなどを要求したのです。一方、大学側は占拠中の学生に対して退去命令を出すなどして対立を深めました。この日、文教キャンパスでは大学側の対応に反発して学生によるハンストも行なわれました。この2日後、大学の要請を受けて警官隊500人が学内に導入され、抵抗する学生との間で投石や火炎びんが飛び交う流血の事態となりました。