長崎県内の相互銀行(2行)が普通銀行に転換 〜地銀4行時代へ~ 

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00:01:41 平成元年(1989)2月1日

この年から長崎県内は地銀4行時代を迎えました。平成元年(1989)2月1日、相互銀行が普通銀行へ転換したのに伴い、県内の2つの相銀「九州相互銀行」と「長崎相互銀行」はそれぞれ「九州銀行」と「長崎銀行」と名前を変え、新たにスタートしました。このうち佐世保市の「九州銀行」本店では記念式典が開かれ、当時の岡部頭取が「普通銀行の誇りを持って未来を築いてほしい」とあいさつしました。このあと九州銀行名の新しい看板が除幕され、テープカットをして顧客を迎え入れました。長崎市の「長崎銀行」本店でもセレモニーが行なわれました。この中で、当時の木村頭取は「地域の人たちとともに歩む銀行としてサービスの向上に努めたい」と述べ、中小企業などを対象にした金融機関としての基盤を強化し、証券や為替業務なども積極的に取り組む姿勢を強調しました。普通銀行への転換のメリットは何といっても銀行のイメージアップで、事業資金の融資対象が中小事業者に限られるといった相銀時代の制限が取り払われたことで、九州・長崎両銀行は先発地銀の十八、親和両銀行と同じ土俵で競争することになりました。その後県内の地銀は経営統合や合併によって様変わりしました。令和7年(2025)の今、福岡銀行グループ傘下の十八親和銀行、西日本シティ銀行グループ傘下の長崎銀行となっています。

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