冬の風物詩「カキ小屋」〜有明海の冬の味覚~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
有明海で獲れるカキを、薪をくべた網の上で焼くと、磯の香りがいっぱいに広がります。平成2年(1990)1月、諫早市(旧北高)高来町の海辺の道で撮影されたこの地区一帯の冬の風物詩「カキ小屋」です。店を訪れた買い物客は火のまわりに陣取り、ドライバーを使って中の身を取り出します。海水だけが調味料の自然のカキは一度味合うとやみつきになり、来年も次の年もまた食べたくなります。当時この店で売られていたカキはコンテナ一杯で2000円という安さでした。このため、まとめて買っていく人も多く、午前中で売り切れてしまうことも度々あったそうです。今も昔も多くの人たちを引きつけてやまない冬の味覚「カキ焼き」です。