平戸「オランダ橋」復元改修工事 ~昭和の大修復!~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
平戸にある国指定重要文化財の石橋の本格改修が行なわれました。この橋は平戸市役所そばの鏡川河口に架かる幸橋(さいわいばし)で、昭和57年(1982)1月、橋全体を解体しての復元修復工事が急ピッチで進められました。この「幸橋」は長さ30メートル、幅4メートルの石造りアーチ橋で、江戸時代の元禄15年(1702)、平戸オランダ商館を造った技法で架けられたことから、別名‶オランダ橋〟とも呼ばれています。架橋からこの年で280年が経ち、石材の老朽化と橋脚の地盤が沈下していることから昭和の大修復となり、この日は、通し番号を打った石材を1つ1つ丁寧に取りはずす作業が行なわれていました。その後工事は順調に進み、昭和59年(1984)に修復が完成しました。