19731230 軍艦島の記憶「端島炭鉱」閉山…最後の出炭  *出稿済

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00:01:06 昭和48年(1973)12月30日

軍艦島から最後の石炭が掘り出されました。長崎市(旧西彼杵郡)高島町の三菱端島炭鉱が閉山することになり、昭和48年(1973)12月30日、採炭を終えた作業員たちが外に出てくるととともに、石炭を満載した最後の炭車が陸上に上がってきました。軍艦島の名で知られた端島はかつて国内有数の石炭の島でした。炭鉱は明治23年(1890)に操業を開始、以来良質の石炭を産出し、文字通り日本の近代化を底から支えました。その後昭和40年に開発した採炭場の埋蔵量が尽きたことなどから、この日で操業が打ち切られ、80年以上続いたヤマの灯が消えました。操業が終了したこの日の夜、島には酒を酌み交わし互いに労をねぎらう炭鉱マンたちの姿がありました。閉山で職を失った従業員は下請けを含めて800人にのぼり、平均年齢も40歳を超えていました。これから再就職の道を探すヤマの男たちにとって試練の年の瀬となりました。

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