「長崎国際体育館」落成式 ~記憶の中の建物たち~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
現在の長崎市民総合プールの場所には、かつて「長崎国際体育館」が建っていました。この体育館が完成したのは昭和36年(1961)11月で、この日は長崎県や三菱造船などの関係者1000人が出席して落成式が開かれ、施設の開館を祝いました。この体育館は三菱造船が創立100周年記念に総工費1億円をかけて建設し長崎県に贈ったものでした。八角形の屋根が特徴の、当時県内で最大規模の体育館として、6000人の観客を収容することができました。式の中で佐藤知事(当時)は三菱側などに感謝状をおくるとともに、「体育館の開館は県民の体位向上に貢献する」などとあいさつしました。落成式のあと、こけら落としの行事の1つとして当時卓球世界チャンピオンの田中利明選手らによる模範試合が行なわれ、会場を沸かせました。