第3回「グラバーまつり」~英国人貿易商トーマス・グラバーを顕彰~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
観光地・長崎、行楽の秋の話題です。長崎を代表する観光名所の1つ、長崎市のグラバー園で昭和56年(1981)9月、「グラバーまつり」が開かれました。日本の近代化に貢献したイギリス人貿易商トーマス・グラバーの遺徳を顕彰するとともに園を県内外にPRしようと、この年で3回目の開催となりました。この日は献花のあと、郷土史家で長崎市の文化財審議員を務めた丹羽漢吉さんが「グラバーについて」と題して記念講演を行ないました。このほか園内ではハタ揚げや野だてなども行なわれ、この日だけで8000人が園を訪れました。このころグラバー園は長崎観光のドル箱的存在で、このまつりの開催は秋の観光客誘致に弾みをつける狙いもありました。