懐かしの映画館「 駅前ニュース劇場」閉館へ
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
かつて国鉄長崎駅前に「長崎ニュース劇場」という映画館があったのをご存じでしょうか。昭和60年(1985)11月、NBCのカメラは閉館2日前の館内を撮影していました。この映画館は昭和33年(1958)5月ニュー長崎ホテルビルの地下1階に開館しました。以来映画の1本立て料金興行という全国的にも少ない上映方式で営業を続け、多くの市民に親しまれました。そして入居先のビルが新しく建て替えられるのを機に27年半に渡る歴史に幕を閉じました。当時入場料金は大人600円、学生500円で、ラストの上映作品はアメリカの青春コメディ映画「グローイング・アップ6/恋のネイビーブルー」でした。長崎ニュース劇場が開館した昭和33年5月当時、県内にはおよそ50店の映画館があり、そのうち23店が長崎市内でした。そしてニュース劇場が閉館した昭和60年11月には県内の映画館は32店に減っていました。