赤字による路線廃止を前に…全長94キロの旧国鉄「松浦線」を行く
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎県北部などを走る旧国鉄・松浦線が赤字による廃止路線の対象となったのは昭和57年(1982)11月のことでした。旧松浦線は佐世保と佐賀県有田町を結ぶ全長94キロのローカル線でした。産炭地域を運行する路線として石炭輸送などで活躍しましたが、炭鉱閉山や過疎化による利用客の減少で赤字線に陥りました。この日、国鉄が正式に方針を示したことで、松浦線は昭和60年度(1985年度)いっぱいで廃止される見通しとなりました。これに対して長崎県をはじめ沿線自治体や地元企業などは第3セクターのMR松浦鉄道を設立。昭和63年(1988)、分割民営化後のJR松浦線を引き継ぎ存続させました。