半世紀前の「長崎くんち」人数揃い〜本番前のリハーサル~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
半世紀前のこの日も賑わいました。今からちょうど50年前の昭和49年(1974)10月4日、長崎くんちの人数揃い(にぞろい)が行なわれ、各踊り町はそれぞれの町内を回って出し物の仕上がりを披露しました。この年の出演は東浜町の龍宮船、八坂町の川船、銅座町の曳段尻、築町の御座船、馬町の本踊りの5つの踊り町でした。このうち東浜町は本番通りの衣装と飾りで地元、浜町商店街の岡政デパート前で出し物の龍宮船を披露しました。この船はくんち好きだった長崎市出身の漫画家、故清水崑さんがデッサンしたもので、全長5.4m、高さ3.6m、重さは2.5トンもありました。東浜町の龍宮船は数ある長崎くんちの奉納踊りの中でも人気の出し物で、豪快な船回しを前にアーケード内は早くも沸きに沸きました。