「海軍橋」(佐世保橋)架け替え開通 ~佐世保の歴史とともに歩んできた橋~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
〝海軍橋〟の愛称で親しまれ、佐世保の歴史と共に歩んできた佐世保市の「佐世保橋」の架け替え工事が終わり、昭和60年(1985)9月現地で開通式が行なわれました。新しい橋はそれまでの橋が老朽化したため長崎県が7億5000万円をかけて架け替えました。この日の開通式では県や佐世保市、海上自衛隊の関係者らがテープカットを行ない、親子3代夫婦や幼稚園児らが渡り初めをして橋の完成を祝いました。それまでの佐世保橋は明治19年佐世保海軍鎮守府の開庁とともに建設され、その後昭和13年に幅が広げられました。完成した新しい佐世保橋は全長44m、幅がそれまでの2倍となる36mの片側3車線で、両脇に5.5mの歩道も設けられました。そして海軍橋の名残をとどめるように、御影石の親柱には錨を象徴する照明灯がつけられ、欄干には九十九島に打ち寄せる波を表した波型の模様が入れられました。