「島原城薪能」~夜の野外舞台で舞う薪能(たきぎのう)~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
幽玄の世界に魅せられました。昭和62年(1987)10月、島原市の島原城本丸広場で島原城薪能(たきぎのう)が上演されました。この年で4回目の開催で、長崎県の内外から2000人を超える観衆がおとずれました。かがりの火の下、夜の野外舞台で舞うこの薪能は、しまばら温泉不知火まつりのラストを飾る催しとしてだけではなく、長崎県の能楽の一大イベントとして定着しました。島原城薪能は旧島原松平藩の能を土壌として昭和58年、百数十年ぶりに復活しました。この日は連調ばやし「鞍馬天狗」や金剛流能「雪」などが上演され、観衆は世界に誇る日本の古典芸能、能の世界を堪能しました。