「シーボルト記念館」開館 ~日本に近代医学を伝えた功績を顕彰~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
江戸時代の鎖国期、日本にヨーロッパの近代医学を伝えたシーボルトの功績を顕彰する「シーボルト記念館」が平成元年(1989)10月、長崎市に開館しました。この日はシーボルトの故国旧西ドイツと日本の子孫らが出席してテープカットなどを行ない、記念館のオープンを祝いました。この施設は長崎市制100周年事業として建設され、シーボルトの生涯や功績、遺品の外科医療器具や書簡などの貴重な資料が収集展示されました。この記念館は国指定史跡のシーボルト宅跡「鳴滝塾跡」のそばに建てられました。鳴滝塾は当時シーボルトが日本人の弟子たちに西洋医学などを教えた教習所兼自宅診療所で、記念館はその史跡とともに多くの観光客も見学に訪れる施設となっています。