「被爆校舎解体」の山里小学校 ~新校舎で2学期始業式~
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
夏休み明けの定番ニュースといえば、小中学校などで行なわれる2学期の始業式の話題です。昭和63年(1988)のこの日は長崎市立山里小学校を取材していました。山里小では夏休みのうちにそれまでの被爆校舎が解体され、赤レンガ造りのモダンな新校舎で2学期を迎えました。新しい校舎だけは完成したものの、体育館や運動場はまだ工事中でした。そのため始業式はうなぎの寝床のような2階の廊下で行なわれ、全校児童710人を前に田中校長(当時)が「思い出の校舎はなくなりましたが、立派な新校舎で仲良くしっかり勉強しましょう」と呼びかけました。このあと子供たちはそれぞれの教室に戻り、2学期の学校生活をスタートさせました。