佐世保市出身・村上龍氏~芥川賞受賞!~
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この年長崎県出身者で3人目の芥川賞作家が誕生しました。昭和51年(1976)7月、佐世保市出身の村上龍さんが芥川賞を受賞しました。村上さんは当時武蔵野美術大学の4年生でした。この日は東京丸の内の東京会館で授賞式が行なわれ、村上さんは「これからもしっかり頑張っていきたい」とあいさつしました。受賞作「限りなく透明に近いブルー」は、横田基地周辺をさまよう若者たちの青春を新鮮な発想で描いた小説で、この年の群像新人賞も受賞しました。昭和49年の野呂邦暢さん、翌50年の林京子さんに続いてこの年の村上龍さんで、3年連続長崎県出身の作家が芥川賞に選ばれました。