長崎市公会堂落成～長崎の文化・芸能の殿堂～【記憶の中の建物たち】
ユウガク | NBC 長崎放送映像のタイムマシーン
長崎市民が待ち望んでいた〝文化の殿堂〟が完成しました。昭和37年（1962年）6月、市の関係者ら1800人が出席して「長崎市公会堂」の落成式が盛大に行なわれました。この中で当時の田川長崎市長は「近代建築の粋をかたむけた新しい公会堂を、学問、文化、芸能の一大殿堂として広く活用してほしい」と喜びの言葉を述べました。またNBC長崎放送が寄贈した豪華絢爛な南蛮屏風のどん帳も披露され、会場から大きな拍手があがりました。市公会堂はそれから53年後の平成27年に閉館。特徴的は外観や内装などから「日本における近代建築100選」にも選ばれ保存を求める声があがったものの解体。跡地には長崎市役所の新庁舎が建設されました。
